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接骨院・整骨院

牽引器

「牽引」は、難しい漢字が使われていますが、意味は「大きく引っ張ること」です。一説によれば、現代に通じる科学的医学の基礎を築いた古代ギリシャの医者・ヒポクラテスが、この牽引を療法のひとつに取り入れ、骨折や脱臼の整復に用いていたと言う記録が残されていると言います。この牽引、現代では骨折の整復や固定、脱臼の整復、関節の安静、疼痛の緩和、拘縮の予防や矯正、脊椎疾患に対する治療として活用されています。牽引器の多くはベッドやイスに装着され、手足や首、腰などを引っ張ることで施術します。詳しく見ていきましょう。

牽引方法の種類

牽引方法の種類

牽引療法には、部位別に脊椎牽引療法と四肢牽引療法があります。牽引方法別では、骨を直接牽引する直達牽引法と、皮膚を介して牽引する介達牽引法があります。近年ではベッドやイスが動き回転して、楽な姿勢で牽引治療を受けられる装置も多く見られます。

脊椎牽引器について

牽引治療で最も多いのが脊椎への介達牽引治療です。脊椎は頸椎から尾骨まで約30の骨が連なっており、労働や年齢、ケガのために変形したり、骨と骨の間の椎間板が突出したりしやすい部位です。変形した骨や椎間板が脊髄や末梢神経にふれると、痛みやしびれ、麻痺などを引き起こします。脊椎牽引器は、牽引の連続性、動力、施術を受けられる方の体位、牽引方向、牽引角度によって分類され、さらに症状や施術法によっても細かく分けられます。

動力での分類

動力での分類は、モーターを用いて牽引する「電動牽引」、重りの重さで調節する「重錐牽引」、施術を受けられる方の体重を利用し、ベッドの角度で牽引力を調節する「自重牽引」の3つに分かれます。 

連続性での分類

連続性での分類は、小さな力で一定時間持続的に行なう「持続牽引」と、秒単位で細かく休みを入れながら強く引っ張る「間歇(かんけつ)牽引」があり、症状や施術に合わせてどちらかの方法が用いられています。

施術時の体位

施術時の体位は側臥位、背臥位、座位のいずれかから、最適な体位を選択して行なわれます。牽引角度での分類は、施術部分を垂直、水平、斜面と引っ張る角度で分けられます。状態や症状によっても異なりますが、大抵は10〜20分程度の施術時間を要します。こうした牽引は、頸椎・腰椎などの脊椎症や椎間板ヘルニア、椎間関節周囲軟部組織の伸張、椎間板・椎間関節の軽度の変形・変位の矯正、椎間関節の離開・免荷、椎間孔の拡大化、攣縮筋の弛緩、循環改善・促進などに効果があると言われています。

四肢牽引器について

四肢牽引器は、手足の骨折や脱臼、関節疾患、四肢の疼痛などを牽引して治療する機器です。症状や部位に合わせて、様々な形や動力の牽引器があり、最適な組み合わせで施術が行なわれます。

必ず守りたい注意点

牽引器の使用においては低い牽引力から始めて徐々に負荷を高め、治療後は数分間の安静が必要です。また以下のような方や部位への牽引器での施術はできません。

  • 骨粗鬆症、骨軟化症の方
  • 運動が禁忌となる部位
  • 急性の障害や炎症がある部位
  • 過可動性関節や不安定性関節

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