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柔道整復

手技療法の図解(強擦法)

柔道整復師の治療法は、整復、固定、後療法の3段階からなります。さらに後療法は、手技療法と運動療法、物理療法から構成されます。手技療法には、手掌(しゅしょう)や手指で擦る(さする)・揉む(もむ)・叩く(たたく)・震わす(ふるわす)・押す(おす)といった刺激を与える方法があります。局所に、これらの刺激を与えることにより、神経を興奮させ、新陳代謝を活発にするなどの効果が得られます。また、局所の腫腸(しゅちょう)に対しては進退を、疲労に対しては回復を、関節拘縮や筋の収縮に対しては伸長を、筋萎縮に対しては筋力低下の予防など、それぞれの目的により実施されます。強擦法の特徴をご紹介します。

手技を通して患者自身と病気を知る

手技を通して患者自身と病気を知る

言わゆる手技療法による施術は、直接肌に触れなければできません。手を通じて、文字通り、患者の心と体をときほぐすのです。施術者は、神経や筋肉の解剖、生理的知識をもとに、主として手指や手のひらを用いて、患者の手先や足先から心臓に向かって手技を施すのを原則とします。例外的に、神経麻痺に対しては、末梢神経にそって遠心性に行なうこともあります。これにより局所の静脈やリンパの流れが促進され、組織や器官の代謝も活発化。麻痺した神経の回復を促し、内臓機能の変調を整えるのです。

対象部位を強く擦る強擦法

強擦法(きょうさつほう)は、別名「按撫法(あんぶほう)」とも言い、軽擦法(けいさつほう)と揉捏法(じゅうねつほう)を併せたものと言われます。皮膚の上から手のひらを強く患部に深く押し付けるようにし、対象となる部位を強く擦る手技です。力を加えたことで、皮膚の深部まで刺激が届きます。軽擦法のような軽い刺激が、知覚神経を刺激するのに対して、強擦法の強い刺激は、循環系の流れを促し、新陳代謝の活発化に働きかけます。そうすることにより老廃物を流し、内臓機能を整える効果があります。

強擦法の効果

癒着し硬くなった筋肉や筋を、擦りながら押すようにするのがコツ。手のひらや指先を使い、強さやスピードに変化を持たせることで、効果が変わります。体を温めたいときには皮膚表面を速くこすり、凝りをほぐすときには、深くゆっくり力を加えるというように変化を付けます。この動作によって、滲出物(炎症が起こったとき、血管から組織内へと出される血液成分:血液中の白血球やタンパク質など)を散らし吸収させるのを始め、皮膚の組織をほぐし、炎症による癒着をはがすといった効果を図ります。強擦法には、以下のような施術があります。

母指強擦法(ぼしきょうさつほう)
母指を局所に当て直角に立て、うず巻き状に強くさする方法。
手掌強擦法(しゅしょうきょうさつほう)
手掌をもって局所を圧しながらさする方法。手掌強擦法は手をこぶし状にして局所を圧しながらさする方法、手のひらは、一旦押し付け、円を描くようにしながら移動させ、また押し付けるといった動作を繰り返します。

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