
11月に入り、秋から一気に冬の気配を感じる日が増えましたね
今年の柔道整復師国家試験の受付開始まで、あと1ヵ月と少しとなりました
今年度の柔道整復師国家試験は、2018年3月4日(日)に実施されます。
来年の3月と聞くとまだ少し先な気がしますが、試験まではあっと言う間です。本番でベストを尽くせるように、コツコツと試験対策をしていきましょう
さて、国家資格の勉強も重要ですが、今後の進路(就職先)も気がかりなところかと思います。
柔道整復師になる人の数は、年々右肩上がりに増加する傾向にあり、競争が激化しています。
接骨院・整骨院への就職は一番メジャーですが、施術施設も同様に増加傾向にあり、将来独立開業するのを目標としている人は、今後、競争に勝ち残ることが難しくなる可能性もあります。
そこで今回は、これから需要が増える可能性のある就職先を2つご紹介したいと思います
◆介護保険関連施設
柔道整復師は、介護施設やリハビリテーション施設における「機能訓練指導員」として働くことができます。機能訓練指導員は、柔道整復師のような国家資格ではありませんが、柔道整復師の免許を持っていれば、介護保険法に基づき、機能訓練指導員の資格も自動的に得ることができるのです。
時代とともに高齢化が進んでいる今、リハビリテーション施設や老人ホームなどにおける柔道整復師の免許を持つ人の需要が高まっているため、今後ますます注目される就職先と言えるでしょう。
◆スポーツ関連施設
「スポーツトレーナー」は、野球やサッカーなどのスポーツ選手の健康をサポートし、スポーツ後の疲労ケアや、試合中のケガの応急処置、コンディション管理などを専門に担う人のことを言い、スポーツ関連施設への就職は、最近増えつつある進路のひとつです。
具体的には、ケガをしにくいトレーニングの方法を指導したり、筋力を高めるための栄養管理を行なったり、さらにはケガの手当、精神面のケアなど、様々な仕事があります。
一人のスポーツトレーナーがある選手の「専属」となって、これらの役割をすべて担うこともできるのです。
ですが、実際には、栄養管理については管理栄養士の資格を持っている人が担当、トレーニング指導はトレーニングのプロが担当といったように、それぞれの専門性を生かした「分業」の形で行なうことも多くあります。
スポーツトレーナーが多岐にわたる役割を担う中で、柔道整復師は、主にスポーツ選手の「コンディション維持・管理」の面において、大きく力を発揮することができるでしょう。
例えば、選手がケガをした際には、患部の状態を確認してアイシングやテーピングなどの救急処置を行なったり、回復を促すためのリハビリテーションをサポート。
選手の日々の身体づくりについてもアドバイスを行ない、選手と二人三脚での活動も可能です。
また、接骨院や整骨院を開院しながらスポーツトレーナーをするといった働き方もあり、施術とスポーツ指導の両方に対応できるとなれば、お客さんの需要も高くなります。
今回は、介護保険関連施設・スポーツ関連施設での就職をご紹介しましたが、その他にも医療、美容関係での就職など、柔道整復師の活躍の場は多岐にわたります
将来自分が何がしたいか、時代のニーズに合っているかなどをじっくりと検討し、自分に合った就職先を探して下さいね