2017年ブダペスト世界柔道選手権大会/国別団体戦

2017年ブダペスト世界柔道選手権大会/国別団体戦 優勝者インタビュー

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男子100kg級 ウルフ・アロン

2016年のリオデジャネイロ五輪(柔道)では日本代表に選出されず、悔しい思いをしたウルフ・アロン。
その悔しさを晴らすべく、2017年ブダペスト世界柔道選手権大会100kg級では、強敵を次々と倒して見事に優勝。大会の振り返りや優勝した喜び、柔道にかける思いに迫る。

大会前に考えたこと

大会前に考えたこと

2016年のリオデジャネイロ五輪(柔道)に出場できなかったので、この一年間は、今回のブダペスト世界柔道選手権大会(以下、世界選手権)出場を目標に練習してきました。
今大会で優勝するかしないかでは今後に大きな差がつくと思っていたので、2020年の東京五輪(柔道)に向けて、「まだ3年ある」ではなく「もう3年しかない」と気持ちを切り替え、気合いを入れ直しました。

3回戦までを振り返って

3回戦までを振り返って

初戦の序盤は、動きが硬かったのですが、2分過ぎくらいから体が温まり始め、いつも通りの技を出すことができました。
2回戦は先に「技あり」を取られてリードされてしまいましたが、そこで焦ることなく足技で「技あり」を取り返しました。最終的に、ゴールデンスコアで「一本」を取ることができてホッとしましたね。
入りは悪かったのですが、締めは良かったと感じています。3回戦の相手は、戦い方が分かっていたので、「無理に攻めず、組み手でさばいて技で崩す」という試合を行ない、無難に勝つことができたと思います。

実績のある選手と戦った準々決勝、準決勝

実績ある選手と戦った準々決勝、準決勝

準々決勝の相手はリオデジャネイロ五輪(柔道)の100kg級銀メダリスト、ガシモフ選手(アゼルバイジャン)でした。こちらの攻めに対して切り返して投げるのが得意な選手で、過去に1回負けたことのある強敵です。今回はその切り返しに対応していく作戦で、残り51秒で大内刈りを決めることができました。
準決勝の相手は、IJF(国際柔道連盟)ポイントランキング1位のミコレル選手(オランダ)。背負い投げと小内刈りが得意な選手。引手を取られると、背負い投げと小内刈りをかけられてしまうので、引手を持たせずに相手の長所を封じつつ、隙を突きました。この作戦が功を奏し、なんとか勝利できましたね。

耐え抜いて勝利した決勝戦

耐え抜いて勝利した決勝戦

決勝は、リパルテリアニ選手(ジョージア)との対戦。リオデジャネイロ五輪(柔道)の90kg級銀メダリストで、今大会は100kg級に階級を上げてきた選手です。
序盤に指導2つを先攻され、押される展開となってしまいましたが、リパルテリアニ選手に疲れが見えてきたので、「ここで我慢すれば終盤にチャンスが来る」と信じて耐えました。
終盤、私の方から攻める絶好のチャンスがやって来たので、内股を何回かかけて注意を内股に向けさせたところで大内刈りをしかけ「技あり」で勝利しました。必死で耐えた甲斐がありましたね。

優勝した感想と今大会の勝因

優勝した感想と今大会の勝因

優勝した瞬間は、正直あまり覚えておらず、実感がありませんでした。「投げた」という感触も残っていなかったので、意識がないくらい集中して試合ができていたのかもしれません。
今大会の勝因は、自分の成長にあると思います。リオデジャネイロ五輪(柔道)に出場できなかった悔しさをバネに必死に練習してきました。
今大会での課題は短所を補うことだったので、苦手な受け身をしっかり練習したことで、私の長所である豊富なスタミナや粘り強さをより活かすことができたと思います。

2020年の大舞台に向けて

2020年の大舞台に向けて

ここで満足することなく、練習に打ち込みたいです。
来年、再来年に行なわれる世界選手権でも今回のようにしっかりと結果を出し、その努力が3年後の東京五輪(柔道)につながって欲しいですね。今後とも、応援をよろしくお願い致します!

インタビュー:2017年10月

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今回は2017年ブダペスト世界柔道選手権大会優勝インタビューとしてウルフ・アロン選手にお話を伺いました。
世界の強敵たちを倒してチャンピオンになった強さの秘密は、その粘り強さにあります。決勝でも相手選手の猛攻を耐え抜きました。そして終盤、ついにやって来たチャンスに大内刈りで「技あり」。ドラマティックな展開に感動した人も多いのではないでしょうか。
試合後に「しぶとさで負ける気はなかった」と語ったウルフ・アロン選手。持ち前の粘り強い柔道で、今後の活躍に期待できそうです。

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