第33回皇后盃全日本女子柔道選手権大会

大会直前特集

今夏に行なわれるバクー世界柔道選手権大会の、女子重量級日本代表選手を決める上でも重要な「皇后盃全日本女子柔道選手権大会」。今大会の展望についてご紹介します。

※掲載内容は2018年4月11日時点のものです。

第33回皇后盃全日本女子柔道選手権大会 皇后盃全日本女子選手権大会 ブロック別の展望

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平成30年皇后盃全日本女子柔道選手権大会は4月22日()、横浜文化体育館において開催される。今年も全国の予選を勝ち抜いた精鋭34選手に加え、昨年大会優勝の朝比奈沙羅(パーク24)、同大会準優勝の田知本愛綜合警備保障:ALSOK)、そして柔道グランドスラム東京2017の78s超級2位の素根輝南筑高校3年)の3名が推薦選手として出場する。2018年の女子日本一を決定するとともに、8月にバクー(アゼルバイジャン)で開催される世界柔道選手権大会(以下、世界選手権)の78s超級代表選考もかねた大会だ。

優勝候補の筆頭は、連覇を狙う2017年世界柔道無差別選手権大会(以下、世界無差別)の覇者・朝比奈。それを追うのが、先の全日本選抜柔道体重別選手権大会(以下、選抜体重別)で朝比奈を破った次代のエース・高校3年生の素根。そして、怪我により昨年の6月以降試合から遠ざかっていた田知本。

順当であれば、朝比奈と素根が準決勝で対戦し、その勝者が田知本と決勝を争うことになる。トーナメントを4つのブロックに分け、各ブロックの勝ち上がりを予想してみたい。

Aブロック

2017年皇后盃 3回戦 緒方亜香里 vs 稲森奈見

2017年皇后盃 3回戦
緒方亜香里 vs 稲森奈見

推薦選手のいないこのブロックは混戦が予想。有力選手としては、2017年大会3位の緒方亜香里了徳寺学園職員)、稲森奈見(三井住友海上)、冨田若春(コマツ)などの名が挙げられる。

シード位置に配された緒方は、かつては78s級の日本第一人者として世界選手権に出場し、2010年東京大会で3位、2011年パリ大会で準優勝。さらに、2013年には皇后盃でも優勝を果たしている。

全盛期を過ぎたとは言え、2017年大会では体重差30s超の畑村亜希(東亜大学職員)、稲森、さらに市橋寿々華(大阪府警察)に内股、内股、小外刈と連続で一本勝ちしており、波に乗ったときの破壊力は78s超級の選手も凌駕する。

稲森にすれば、2回戦で対戦するであろう緒方に、2017年大会の借りをきっちり返し、上位進出を決めたいところ。このところ確実性に欠ける稲森だが、まずは、選抜体重別の初戦でも対戦した井上愛美(JR九州)、そして次戦の緒方と着実に勝利を積み重ねていきたいところだ。

トーナメント表

Bブロック

2017年皇后盃 4回戦 田知本愛 vs 児玉ひかる

2017年皇后盃 4回戦
田知本愛 vs 児玉ひかる

このブロックでは2015年優勝、2016、2017年準優勝の田知本が最有力。とは言え、2017年の6月の全日本実業柔道団体対抗大会以降、膝の怪我などもあり試合から遠ざかっており、その状態は未知。2013年以来、常に決勝進出を果たしてきた田知本が、今大会もファイナリストになれるのだろうか。

朝比奈、素根ら若手の台頭が著しく、すっかり影が薄くなってきた印象だが、まだ成し遂げられていない「世界一」の夢を達成するため、この大会から再び始動する。田知本がブロックを勝ち上がるには、約1年ぶりの実戦となる初戦の藤原恵美(大阪府警察)との一戦がカギになりそうだ。

トーナメント表

Cブロック

2017年皇后盃 決勝 朝比奈沙羅 vs 田知本愛

2017年皇后盃 決勝
朝比奈沙羅 vs 田知本愛

最有力選手は、2017年大会優勝、第一シードの朝比奈。4月7日の選抜体重別で素根に敗れた朝比奈にとって、世界選手権代表の座を獲得するために、今大会は絶対に負けられない大会と言えるだろう。

朝比奈は、2017年8月のブダペスト世界選手権で準優勝、その後11月の世界無差別で優勝を果たし、世界一の座を獲得。日本でも不動の女王の地位を築いたかに思えたが、2018年4月の選抜体重別で新進のライバル・素根に、消耗戦の末に敗退し「東京五輪(柔道)への道」が安全圏ではなくなったと言える。もう一度軌道修正するには、この大会で連覇を成し遂げることが必要だ。そして、代表の座を獲得して世界の切符を手にするしかない。

世界柔道選手権大会 2017(女子78kg超級)

朝比奈を脅かしそうな存在は、2回戦の山本沙羅(福井県スポーツ協会)。2017年大会ではゴールデンスコア(延長戦)で 7分45秒(合計時間11分45秒)に及ぶ死闘を演じ、大内返「有効」でなんとか辛勝したものの、山本は180cmと長身で手足が長いため、朝比奈にとってはやりづらい相手。今回も厳しい戦いが予想される。この一戦で消耗すると、次戦への影響も考えられるだろう。

トーナメント表

Dブロック

2018年選抜体重別 女子78kg超級 決勝 素根輝 vs 朝比奈沙羅

2018年選抜体重別
女子78kg超級 決勝
素根輝 vs 朝比奈沙羅

このブロックでは、選抜体重別で朝比奈を破って優勝を飾った素根が最有力だ。

同ブロックの顔ぶれを見る限り、素根の勝ち上がりは堅いと思われるが、対抗を挙げるとするならば井上あかり(環太平洋大学4年)が有力。2017年9月の全日本学生柔道体重別選手権大会で優勝し、11月の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会では、素根を肩固で破り優勝を果たしている。

ただ、地力的には素根のほうが上と見るのが妥当だろう。しかし、寝技の技術に確かなものがあることは間違いない。トーナメントを勝ち上がり、準々決勝で再び両者が相まみえることになる可能性も高い。

トーナメント表

Aブロックからは緒方vs稲森の勝者、Bブロックは田知本、Cブロックは朝比奈、そしてDブロックは素根の勝ち上がりが濃厚と思われる。

そして準決勝。先の選抜体重別決勝の再現となる朝比奈vs素根は、現在の力関係からすれば事実上の決勝と言っても良い。そして、この対戦が世界選手権の代表決定において、大一番でもある。選抜体重別では11分56秒の死闘の末、朝比奈の反則負けにより素根が勝利し、初の朝比奈越えを成し遂げたが、今大会ではどのような結果になるのだろうか。

素根の連続勝利か、朝比奈の巻き返しか。優勝の行方もさることながら、この両者の戦いは今大会一番の見どころと言って良いだろう。

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柔道チャンネル「皇后盃全日本女子柔道選手権大会」について
「皇后盃全日本女子柔道選手権大会」は、公益財団法人講道館と公益財団法人全日本柔道連盟の共催大会で、女子柔道の無差別級勝者を決めるものです。第33回大会は、2018年4月22日(日)に神奈川県の横浜文化体育館で開催。本大会はバクー世界柔道選手権大会代表選考にかかわる大会のひとつ。前年度大会の優勝者と準優勝者などから選出される「推薦選手」と、全国各地区から選出される「地区選出選手」が出場し、熱い戦いを繰り広げます。当サイトでは、皇后盃全日本女子柔道選手権大会の結果や試合写真などを随時掲載。ぜひ、女子柔道家たちの白熱した戦いをご覧下さい。
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