柔道グランドスラム大阪2018

大会直前インタビュー

全日本柔道連盟 金野潤強化委員長に聞く柔道グランドスラム大阪2018

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例年、12月に東京で行なわれていた柔道グランドスラムですが、2018年は大阪で開催されます。関西の柔道ファンにとっては、目の前で世界レベルの大会が見られる貴重な機会ですので、ぜひ会場に足を運んで頂きたいですね。

今大会は、2018年9月のバクー世界選手権大会(以下、世界選手権)の日本代表は全選手が出場権を有しており、8月のアジア競技大会 柔道競技(以下、アジア競技大会)は、優勝した選手のみが出場権を持っています。それ以外の選手に関しては11月2日、3日の講道館杯全日本体重別選手権大会(以下、講道館杯)の結果をもとに決定しました。

2017年同様、世界選手権で優勝した選手がこの大会で優勝すると、その時点で2019年の世界選手権代表に内定します。2018年の世界選手権では、男子で60s級の藤直寿(パーク24)、66s級の阿部一二三日本体育大学3年)、女子では52s級の阿部詩夙川学院高校3年)、57s級の芳田司コマツ)、70s級の新井千鶴三井住友海上)、78kg級のM田尚里(自衛隊体育学校)、78s超級の朝比奈沙羅(パーク24)が優勝していますので、これらの選手は当然、優勝して来年の世界選手権代表の地位を確保したいと思っているでしょうし、逆に、それ以外の選手は、「それを絶対に阻止する」という気持ちで臨むことになると思います。対外国人選手という点も、もちろん見どころではありますが、日本人同士の戦いも熱いものになるはずです。

今大会は関西での開催ということもありますので、兵庫県出身の阿部一二三・詩兄妹がとても注目されています。2018年の世界選手権で兄の一二三が66s級で連覇を果たし、妹の詩が女子52s級で初優勝し、阿部兄妹は世界的にも有名になりました。そんな阿部兄妹が、日本で、しかも地元・関西でどんな試合を見せてくれるのか。2人とも、「一本」を取る強烈な技を持った選手ですので、世界を制した切れ味するどい技を存分に見せてほしいと思います。

どの階級も見どころはたくさんありますが、その一部を紹介します。まず60s級に関しては、2018年の世界選手権で優勝を果たした藤と3位の永山竜樹東海大学4年)の両選手が中心になると思います。藤が優勝して内定を取るか、永山がそれを阻止するか。永山にすれば、最低でも優勝という気持ちで戦う必要があるでしょうね。

73s級は、日本代表4人のうち、橋本壮市(パーク24)、大野将平旭化成)、海老沼匡(パーク24)の3人が世界チャンピオン(海老沼は66s級)と日本のレベルが高く、誰がその中から抜け出すのか注目されていますが、正直予想は難しいです。

100s級は、2017年世界選手権優勝のウルフ・アロン了コ寺学園職員)、2015年世界王者の羽賀龍之介旭化成)、アジア競技大会優勝の飯田健太郎(国士館大学3年)の3人が出場しており、ハイレベルな戦いが予想されます。外国人選手のレベルも高いので、目が離せない戦いになると思います。

その他の階級では、81s級は正直言って苦しい状況にあります。世界選手権2位の藤原宗太郎日本体育大学3年)がケガのため今大会には出られませんし、アジア競技大会2位の佐々木健志(筑波大学4年)、ケガから復帰した2015年世界王者の永瀬貴規旭化成)は講道館杯で厳しい結果でした(佐々木は3回戦敗退、永瀬は2回戦敗退)。今回のチャンスをどう活かせるか。二人にとっては、柔道人生をかけた戦いになると思います。

90s級はベイカー茉秋(日本中央競馬会)がようやく復調してきました。世界選手権3位の長澤憲大(パーク24)、向翔一郎(綜合警備保障:ALSOK)、田嶋剛希(筑波大学3年)と役者揃いですが、全員に優勝のチャンスがあります。

100s超級は現時点では日本代表の4選手が横一線。強いて言えば、世界選手権3位の原沢久喜(フリー)が半歩リードしているかというくらいです。誰が上位に上がるかは、技術より精神的な要素が大きいと思うので、強い気持ちで臨んでほしいと思います。

女子は、今年の世界選手権で金メダル5個、銀メダル3個、銅メダル2個という素晴らしい結果でした。全階級世界的に高いレベルにあると言っていいでしょう。

48s級は、2017年の世界チャンピオン・渡名喜風南(パーク24)と2015年の世界女王・近藤亜美三井住友海上)、さらに講道館杯を制した新鋭の芳田真(比叡山高校3年)らが、今大会でどのような試合を見せるのか注目されます。

52s級は最も注目すべき階級です。2018年世界王者になった阿部詩、2017年世界選手権優勝、2018年2位の志々目愛了コ寺学園職員)、そして2017年の世界選手権2位、2018年のアジア競技大会優勝の角田夏実了コ寺学園職員)と3人の実力が拮抗しています。三つ巴の戦いに注目してほしいと思います。

70s級では、世界選手権2連覇の新井、世界3位の大野陽子コマツ)、さらに新添左季(山梨学院大学4年)、田中志歩(環太平洋大学2年)と好選手が揃っています。世界王者として臨む新井が、苦手の大野を破り、世界連覇の実力を見せ付けられるかに注目です。

78s超級は、世界女王の朝比奈と素根輝南筑高校3年)、両者の戦いにつきます。世界選手権では圧倒的な強さで優勝した朝比奈ですが、素根には今年2連敗しています。この戦いは現在の世界のトップ2の争い、つまり世界一決定戦と言ってもいいと思います。

オリンピックまで2年を切り、選手たちがこれからどんなパフォーマンスをし、どんな結果を残すのか、非常に重要になってきます。選手たちには可能性がある限り必死に頑張って、自分で道を切り拓いてほしいと思いますし、ファンの皆さんには、選手の頑張りを、会場やテレビで、じっくりと見てほしいと思います。

※掲載内容は2018年11月14日時点のものです。

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柔道チャンネル「柔道グランドスラム大阪2018」について
柔道グランドスラム大阪は、(公財)全日本柔道連盟が主催する国内唯一の国際大会。夏季オリンピック・世界柔道選手権大会・ワールドマスターズに次ぐ位置付けにある大きな大会です。 柔道チャンネルでは、2018年11月23〜25日に開催される柔道グランドスラム大阪2018の情報を発信しております。出場日本選手の紹介や過去の大会成績、写真などを掲載していきます。世界各国の柔道家による熱い戦いを、ぜひご覧下さい。
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