平成26年全日本選抜柔道体重別選手権大会

大会直前特集

世界柔道選手権大会日本代表選手の最終選考会をかねる「平成26年全日本選抜柔道体重別選手権大会」の階級別みどころについて、全日本柔道連盟の斉藤仁強化委員長にお聞きしました。

全日本柔道連盟強化委員長の斉藤仁氏に聞く平成26年全日本選抜柔道体重別選手権大会

世界柔道選手権大会代表へのアピールに期待

世界柔道選手権大会をめぐる最後の代表選考大会

今大会は、2014年8月25日(月)〜31日()に、ロシアのチェリャビンスクで行なわれる世界柔道選手権大会(以下、世界選手権)の選考会をかねた大切な大会です。

昨年のリオデジャネイロ世界選手権から出場選手の枠にも変更があり、階級によって代表選手が2名の階級と1名の階級があります。現時点では、どの階級を2名にするかということは決まっておらず、この大会の試合内容で、決定することになると思います。

2番手の選手であっても、2016年のリオデジャネイロオリンピックで金メダルの可能性を感じさせる選手であれば、世界選手権の代表として選出しますが、それは、今大会の内容次第ですから、しっかりとアピールする試合を期待したいと思います。

男子の見どころ

男子60kg級

男子60kg級

昨年のリオデジャネイロ世界選手権で優勝を果たし、現在、IJFポイントランキングでも1位の高藤直寿(東海大学3年)が実力的に少し抜き出ています。高藤は、昨年末の柔道グランドスラム東京2013にケガを押して出場し優勝。万全でなくても勝てる戦い方ができるという点で、地力が付いていることを証明しました。

柔道グランドスラム東京2013年大会(男子60kg級)

世界柔道選手権大会2013年大会(男子60kg級)

日本人選手IJFポイントランキング(男子60kg級)

ただ、日本とすれば、高藤がいればそれでいいというわけではない。ぜひ、今年の柔道グランプリ・デュッセルドルフで優勝した志々目徹(了徳寺学園職員)や、昨年のユニバーシアード競技大会(以下、ユニバーシアード)で優勝した木戸慎二(パーク24)、若い大島優磨(国士舘大学2年)らに、高藤を脅かすような試合を見せてほしいと思います。

柔道グランプリ・デュッセルドルフ2014年大会(男子60kg級)

男子60kg級トーナメント表

男子66kg級

男子66kg級

この階級は、リオデジャネイロ世界選手権で優勝した海老沼匡(パーク24)が一番手。それを追うのが高上智史(日本体育大学4年)とベテランの福岡政章(綜合警備保障:ALSOK)といったところでしょうか。

世界柔道選手権大会2013年大会(男子66kg級)

高上は素晴らしい技を持っているのですが、安定感に欠けるところがあるので、今大会では安定した試合を見せられるかが重要です。海老沼は世界選手権で負ったケガも完治とまではいきませんが、だいぶ良くなってきていると聞いています。

昨年、この階級は海老沼と福岡の2人が世界選手権に出場していますが、必ず2枠にするわけではありません。2番手の選手が1番手を破るような試合をして初めて2枠目ができるので、ぜひ、そんな試合をしてほしいと思いますね。

男子66kg級トーナメント表

男子73s級

男子73s級

昨年のリオデジャネイロ世界選手権でチャンピオンに輝いた大野将平(天理大学4年)は、ケガで2月の柔道グランプリ・デュッセルドルフを欠場。この大会が復帰戦となりますので、どんな試合をするのか大いに注目されます。

世界柔道選手権大会2013年大会(男子73kg級)

この階級には、大野の他にも2011年パリ世界選手権優勝の中矢力(綜合警備保障:ALSOK)、2010年東京世界選手権優勝の秋本啓之(了徳寺田学園職員)がおり、代表争いは熾烈です。

世界柔道選手権大会2011年大会(男子73kg級)

世界柔道選手権大会2010年大会(男子73kg級)

少し調子を落としていた中矢も復調の兆しを見せていますし、秋本も柔道グランプリ・デュッセルドルフで優勝するなど調子を上げてきています。誰が抜け出すのか、非常に興味深い階級です。

柔道グランプリ・デュッセルドルフ2014年大会(男子73kg級)

男子73kg級トーナメント表

男子81kg級

男子81kg級

今大会、第一シードとなっている永瀬貴規(筑波大学3年)が一番の注目株です。永瀬は昨年のユニバーシアードで優勝し、年末の柔道グランドスラム東京2013でも優勝。今年の柔道グランドスラム・パリでは3位に入っています。まだ若い選手ですが、評価の高まっている今、しっかりとチャンスを掴まなくては、世界で通用する選手にはなれませんから、今大会の戦いには注目したいですね。

柔道グランドスラム・パリ2014年大会(男子81kg級)

柔道グランドスラム東京2013年大会(男子81kg級)

逆に、今まで世界選手権やオリンピックの日本代表として頑張ってきた中井貴裕(パーク24)や長島啓太(日本中央競馬会)、川上智弘(國學院大學職員)には、簡単に永瀬を独走させないような試合を見せてほしいと思います。

男子81kg級トーナメント表

男子90kg級

男子90kg級

昨年の世界選手権には西山将士(新日鐵住金)が代表として出ていますが、結果を出せませんでした。西山(将)の力が全盛期に比べてやや落ちてきていることもありますが、この階級は外国勢の層が厚く、最近は日本人選手にとってかなり厳しい階級になってきています。

そんななか、昨年の柔道グランドスラム東京2013で優勝し、今年の柔道グランドスラム・パリでも3位に入った、今とても勢いのある若手のベイカー茉秋(東海大学2年)が、今大会でどんな試合を見せるのか非常に期待されます。

柔道グランドスラム・パリ2014年大会(男子90kg級)

柔道グランドスラム東京2013年大会(男子90kg級)

また、ケガのために調子を落としていた2010年東京世界選手権2位の西山大希(新日鐵住金)も復調してきましたから、西山(大)の試合内容にも注目したいです。まずは初戦、吉田優也(旭化成)との対戦がヤマですね。

世界柔道選手権大会2010年大会(男子90kg級)

男子90kg級トーナメント表

男子100kg級

男子100kg級

ベテランの小野卓志(了徳寺学園職員)が第一シード。小野は全盛期に比べて力が落ちてきてはいますが、昨年の柔道グランプリ・デュッセルドルフでも2位に入っており、まだ成し遂げられていない世界選手権優勝に懸ける気持ちは強いようです。

柔道グランプリ・デュッセルドルフ2013年大会(男子100kg級)

続く選手としては、熊代佑輔(綜合警備保障:ALSOK)、羽賀龍之介(旭化成)らになりますが、やはり、羽賀の完全復活に期待したいです。羽賀は一昨年に肩の手術をしてしばらく戦線離脱し、復活してからもなかなか結果を出せずにいます。潜在能力としては抜群のものがありますが、そろそろチャンスを掴まないと、このまま終わってしまいます。貪欲に、勝ちをもぎ取るような気持ちで戦ってほしいと思いますね。

男子100kg級トーナメント表

男子100kg超級

男子100kg超級

100kg超級は、第一シードの七戸龍(九州電力)、第二シードの上川大樹(京葉ガス)、原沢久喜(日本大学4年)の三つ巴の戦いですが、現在の調子を見ると上川が非常にいいようです。

昨年の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会で優勝し、続く柔道グランプリ・デュッセルドルフもオール一本で優勝。さらに全日本柔道選手権大会(以下、全日本選手権)の東京都予選(東京都選手権)でもいい内容で優勝しています。ムラがあるのが上川の最大の欠点。今大会、そして直後の全日本柔道選手権大会(以下、全日本選手権)と好調を持続できるか注目です。

柔道グランプリ・デュッセルドルフ2014年大会(男子100kg超級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権2013年大会(男子100kg超級)

七戸、原沢も着実に力を付けてきていますから、代表戦線から誰が抜け出すのか、全日本選手権と合わせて目の離せない戦いとなりそうです。

男子100kg超級トーナメント表

インタビュー:2014年3月

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