• HOME
  • 柔道ニュース

柔道ニュース

山下泰裕氏、組まないリネールもルール改正きっかけ

[ 12月16日  8時40分 配信 ]

リオデジャネイロ五輪 柔道男子100キロ超級・決勝 テディ・リネール対原沢久喜(8月12日)
リオデジャネイロ五輪 柔道男子100キロ超級・決勝 テディ・リネール対原沢久喜(8月12日)

今月9日に国際柔道連盟(IJF)が20年東京五輪に向けた新ルールを発表したことを受け、同連盟理事の山下泰裕氏(59)が15日、都内の講道館で見解を示した。リオデジャネイロ五輪男子100キロ超級銀メダルの原沢久喜と王者テディ・リネール(フランス)との“組まない柔道”がルール改正の理由の1つにあったことを明かした。指導3で反則負けとなる新ルールの課題も見えた。

山下氏は10月のグランドスラムアブダビ、今月のグランドスラム東京後にIJF理事らと新ルールについて計3日議論したという。山下氏は「リオ五輪は成功した。多くの試合がダイナミックだった」と評価した一方、「一番がっかりしたのが最後の(男子)重量級の決勝。あれが1つのきっかけとなった。最高の舞台で『指導1の差で勝敗を決めて良いのか』『GS(延長戦)に持っていった方が良いのでは』などの声が上がった」と説明した。

重量級決勝とは、原沢がリネールに指導1−2の差で惜敗した試合。リネールがリードを奪って巧みに逃げ切ったとして五輪後、物議を醸した。IJFは、サッカーなどと比べて人気低迷が続く柔道が、五輪競技として生き残るために「一本の分かりやすい柔道」を目指している。相手を投げて、倒した者が勝つ。テレビ映えも意識した柔道だ。

リオ五輪前、各国の連盟に東京五輪でのルール改正を求めて、20カ国から提案があったという。その新提案やリオ五輪の結果を受けて、新ルールでは有効が廃止されて一本と技ありだけになった。男子の試合時間は5分から4分に短縮し、指導差だけで試合が終了すれば、時間無制限の延長戦に入ることにした。「できるだけ技で決めてもらいたい。ルール改正がプラスになるのかやってみないと分からない」と、山下氏は本音も漏らした。

課題もある。指導3で反則負けとなることで、一本ではなく「指導狙い」で攻撃する選手が出てくる可能性も考えられる。IJFの一本志向に沿わない、選手が現れるかもしれない。山下氏は言う。「柔道は競技と歴史や文化のバランスが難しい。柔道の価値を上げるために考えたルール改正ということを分かってほしい」。五輪が行われるごとにルール変更される柔道が、また新たな局面を迎えた。【峯岸佑樹】

◆リオ五輪のリネール−原沢戦VTR 原沢は開始8秒で奥襟を取られ、首抜きにより指導1を受けた。1分3秒に極端な防御姿勢により指導2を宣告。試合時間残り4分で指導2をリードされる厳しい展開となり、リネールは守りに入った“組まない柔道”を展開した。残り33秒でリネールに指導1が与えられたが、そのまま指導差1で2大会連続の金メダルを獲得。最も「目玉」とされる重量級決勝で面白みに欠けた試合となった。

(提供:日刊スポーツ)

バックナンバーへ戻る

このページのTOPへ

柔道チャンネル 公式Youtubeチャンネル

柔道チャンネルTVで動画を観る

  • 全日本柔道連盟

  • 弊社は、財団法人全日本柔道連盟(全柔連)のオフィシャルパートナーです

  • 公益財団法人 講道館

  • 東建は、日本伝講道館柔道を通じた青少年育成事業を応援します

  • 柔道ブログ

  • 柔道整復師ブログ

  • 接骨院・整骨院ブログ

柔道整復師情報
柔道整復師情報を詳しく見る
  • 柔道整復専門学校検索

全国接骨院情報
全国接骨院情報を詳しく見る
  • 全国の接骨院・整骨院検索

  • ケータイ版・スマートフォン版
    「柔道チャンネル」へのアクセスはこちら

    ケータイ版柔道チャンネル

  • スマートフォン版柔道チャンネル

  • 東建グループ公式姉妹サイト

柔道チャンネルでは、柔道部・日本柔道・国際柔道・世界柔道・柔道整復師・柔整専門学校・接骨院の関連情報がご覧頂けます。また、柔道大会情報や柔道家・選手紹介、柔道組織情報、柔道お役立ち情報など柔道に関する情報が満載です。

注目ワード