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ウルフV2も笑顔なし「負けたら死んでいた」 柔道

[ 11月13日  22時18分 配信 ]

男子100キロ級決勝2連覇を決めたウルフ・アロン(左)
(撮影・柴田隆二)
男子100キロ級決勝2連覇を決めたウルフ・アロン(左) (撮影・柴田隆二)

<柔道:講道館杯全日本体重別選手権>◇最終日◇13日◇千葉ポートアリーナ◇男子100キロ級決勝

ウルフが先輩の意地を見せた。ウルフ・アロン(20=東海大)が全日本ジュニア体重別選手権で連覇した飯田健太郎(18=国士舘高)に勝利し、2連覇を達成した。

獲物を狙うような鋭い目つき。開始55秒。豪快な内股で技ありを決め、優勢勝ちした。2連覇を決めても笑顔はない。「(年齢が)下のやつに負けたら立ち直れない。負けたら死んでいた。それぐらいギリギリのところで戦った」と振り返った。

リオデジャネイロ五輪男子90キロ級の金メダリスト、ベイカー茉秋(22)は1歳上で東海大浦安高、東海大と同じ道を歩んでいる。「リオ五輪ではかなり刺激をもらった」と語り、五輪後はより世界への意識が高まったという。

米国人の父と日本人の母を持つ。甘いマスクのベイカーとは逆のりりしい顔をしている。性格は計画性があって真面目だ。

そんなウルフにこの日、“珍騒動”があった。2回戦の開始時刻になっても現れず、会場アナウンスが流れた。「ウルフ選手、試合です!! 会場へお戻りください」。アナウンスの約1分後、ウルフがお茶を持ちながら登場。すぐに試合に臨み、一本勝ちした。「内心、焦りました。胴着にお茶をこぼしちゃいました」とおちゃめな面を見せた。大学側の連絡ミスで打ち込み中にアナウンスが流れたという。

東海大柔道部の上水研一朗監督は「今、勝つことも大事だが、覚えないといけないこともたくさんある。世界で勝つためにも、パワーだけでなく、組み手や技もさらに磨いてほしい」と、ウルフの将来性に期待する。

大会終了後、全日本柔道連盟はグランドスラム東京(12月2〜4日)に出場する選手56人を発表。リオデジャネイロ五輪代表の大野将平(24)近藤亜美(21)らのメダリストが名を連ねるほか、今大会の男女7階級の上位2人らも参加する。ベイカーや田知本遥(26)松本薫(29)ら代表5人はけがや休養を理由に欠場する。

(提供:日刊スポーツ)

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