著名な柔道家インタビュー

  

柳澤 久1/2

 
   

三井住友海上女子柔道部柳澤久監督に、世界へ向けての練習方法や故障しない練習方法、女子柔道部創設のきっかけなどを中心にお話を伺いました。

   
 

世界へ向けての練習

世界へ向けての練習

選手達は皆、オリンピック出場や世界一を目指して練習をしています。世界一を目標にしている集団なので、甘えられない環境だと思います。

基本的には基礎練習をしつつ、選手の体力作りや技作りをしていますが、乱取りはあまり取り入れていません。その代わり、反復練習は何度も行なうようにしています。

世界を相手にする場合は体力作りをしっかりと行ない、小手先ではなく裏づけのあるパワーがついた技でないと、勝つことは難しいと思います。

選手にはそのような意識を植えつけるようにしていますが、さすがに同じ練習を何度も繰り返すと、選手も飽きてしまうんですよね。その過程で、どのような練習をすれば良いのかとか、何を覚えれば良いのかを研究し、勝つための応用練習をしています。

故障しない練習

故障しない練習

基本的には選手のレベルに合わせて練習をしています。

ですが全日本合宿の回数が多く、合宿と同じ練習だと選手も疲労がたまります。そのため、選手から合宿での練習内容の報告を受けて、全日本合宿で行なっている練習以外の技術や、基礎的な部分の練習を行ないます。

また、選手達には試合後に、人形の絵を書いた紙を渡し、疲労した部分にマークを付けてもらいます。皆、同じ部分が疲れたというのであれば、その部分を考慮した練習をさせていますね。

また、海外に遠征した場合、国内とは疲労の度合いが違うので、海外に順応できるよう、疲労した部分をさらに鍛えさせています。

試合のレポート

試合のレポート

試合のあとはいつも、選手達に撮影したビデオを渡し、どのような内容だったのか、どんな技が使われているのかをチェックさせています。

海外の大会のときでも、映像は撮影するようにしています。それは、映像を観ながら技の研究を行なったり、対戦相手の情報を共有するためでもあるのです。

また、選手達には試合の度に報告書を作らせております。そこには出場した大会の分析や相手選手が使用した技等が細かく記されており、いわゆる成績表のようなものですね。

作った報告書は親や恩師、上司に配っているんです。報告書を配り見てもらうことで、選手が頑張っているということが分かって頂けるのではないでしょうか。

6ヵ年計画

6ヵ年計画

私は、全日本の強化を始めたときから記録を残しておこうと思っていました。

全日本での第一回目の合宿からどんな練習をして苦労していたのか、世界柔道選手権大会の開催地に向かう際に乗った飛行機の雰囲気はどうなのかまで、次の選手が参加したときに困らないようにすべて記録しており、どのくらいの期間で選手が強くなるのか、どれだけ強化すれば世界に勝つことができるのかも記録しています。

強化し始めてから何年で世界に通用するのか記録を見たところ、最低6年は必要というのが分かりました。

6ヵ年計画の内、1年目はしっかりと体作りを行ないます。2年目3年目は相手選手から一本取れる技を考え、3年目4年目で精神面の向上を図ります。常に勉強していく姿勢を入部したときから養っていくようにしています。

 

インタビュー:2011年9月

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