著名な柔道選手インタビュー

  

高藤直寿

リオデジャネイロ五輪(柔道)男子60kg級の日本代表として出場した高藤直寿選手。
初出場となった今大会では、準々決勝で敗れたものの、敗者復活戦・3位決定戦で勝利を収め、銅メダルを獲得しました。悔しさを感じつつも東京大会へ向けて決意を新たにした高藤選手に、リオデジャネイロ五輪(柔道)の試合内容や今後の目標をインタビュー。高藤選手の思いが詰まったインタビューをぜひご覧下さい。

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柔道を始めたきっかけ

柔道を始めたきっかけ

柔道を始めたのは7歳のとき。当時は柔道というものを全然知らなかったのですが、たまたま豪快に相手を投げているところを見て、「柔道は楽しそうだな」、「自分も柔道をやってみたいな」と思いました。

小学校3年生からは野木町柔道クラブで稽古を積みました。自分の柔道の軸になっている小内刈の掛け方など、基礎を本当にしっかりと教わったと思います。ただ、小さい頃から肩車や掬投ばかりやっていたので、それでよく怒られていた記憶もありますね。

高校時代・大学時代の柔道

高校時代・大学時代の柔道

高校時代の大会で一番心に残っているのは、高校3年生のときに出場した講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(以下、講道館杯)ですね。

高校に入学してから世界カデ柔道選手権大会や全国高等学校総合体育大会柔道競技大会(インターハイ)、全日本ジュニア柔道体重別選手権大会、世界ジュニア柔道選手権大会といった大会での優勝を経て、シニアカテゴリの大会に出場できるようになったのですが、なかなか勝つことができなくて、ジュニアとの差はやはり大きいなと感じていました。

しかしその講道館杯では、今までテレビで見てきたすごい選手たちに勝つことができて、「世界を狙っていける」と思えるようになったんです。それがとても印象に残っていますね。

東海大学に入学した2012年は、5月の柔道グランドスラム・モスクワと12月の柔道グランドスラム東京で優勝、翌2013年の世界柔道選手権大会でも勝って、世界チャンピオンになることができました。

当時は若かったですし、すごく勢いがあったので、負けることを恐れずに試合ができていました。今よりもガツガツといけていたのが、当時勝てた要因だと思いますね。

逆に世界チャンピオンになってからは、他の選手から研究されるようになったこともあり、手堅い柔道ができるようになりました。そこが昔にはなかった今の強みだと思っています。

稽古と試合前の思い

稽古と試合前の思い

リオデジャネイロでの大会に向けて、様々な稽古をしてきました。まずは自分を追い込む稽古をして、試合が近付くにつれて、相手の研究や自分の弱い部分、穴を埋める練習などをしましたね。

男子60kg級は2004年に野村忠宏選手が三連覇を達成して以降、金メダルを獲れていません。そういった面では自分にかかる期待も感じていましたし、正直怖いなという感情も持っていたのですが、やはり「井上康生監督に第1号の金メダルをプレゼントしたい」という気持ちも強く持っていましたので、「絶対に金メダルを獲る」という気持ちで試合に臨みました。

リオデジャネイロ五輪(柔道)の試合について

リオデジャネイロ五輪(柔道)の試合について

準々決勝のアミラン・パピナシビリ選手(ジョージア)との試合で一本を取られ、負けが決まった瞬間というのは金メダルがなくなった瞬間でもあり、「俺、何してるんだろう」と思ってしまいましたね。自分の方が優位に攻めていたはずなのに、相手のオリンピックに対する気持ちと言いますか、「一発どこかでやってやろう」という強い気持ちに負けてしまったのが、敗因なのではないかと思います。

敗者復活戦は、世界ランキング1位のキム・ウォンジン選手(韓国)との試合。このとき、相手の選手も同じだったかもしれないのですが、やはり金メダルを目指して大会に臨んでいたので、精神的につらい、やりにくいと思う部分がありました。ですが、もうやるしかなかったので、吹っ切れた感じでしたね。

3位決定戦ではオルカン・サファロフ選手(アゼルバイジャン)と戦い、指導2で勝利することができました。タイムアップになった瞬間、プレッシャーから解放されたと言いますか、まずはホッとした気持ちになりましたね。しかしそれと同時に、金メダルではないという事実を改めて感じた瞬間でもありました。

この大会に出るまでに、A強化選手からB強化選手への強化指定降格などを経験しました。これは自分のだらしなさが出てしまい、自分自身でつらい時期を作ってしまったことが原因です。それでも井上監督をはじめ、期待をしてくれる方々が周りにいましたので、だからこそひと回り大きくなれて、今大会に出場できた。そう思っています。

4年後の東京大会へ向けての思い

4年後の東京大会へ向けての思い

大会後、井上監督からは「頑張ったからゆっくり休んで。今回は銅メダルだったけど、次は金メダルにしよう。」という言葉を頂きました。

東京大会まで4年。下には若い選手もいますし、自分の階級で言うと、志々目徹選手(了徳寺学園職員)といった強い選手もいます。今のまま代表になれるとは限りませんし、自分はもっと強くならなくてはいけません。もっともっと柔道に対して貪欲に、コツコツとやっていきたいと思います。そして、東京大会に出場したいですね。

東京大会は注目度も上がりますし、プレッシャーも大きいですが、その中でプレッシャーをはねのけて、今回の銅メダルの悔しさを晴らしたいと思っています。

 

インタビュー:2016年8月

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柔道チャンネルでは、柔道に関する様々な情報をご紹介!こちらのページには、リオデジャネイロ五輪(柔道)男子60kg級日本代表の高藤直寿選手へのインタビューを掲載しています。初出場でありながら、柔道男子日本代表のトップバッターとしてプレッシャーと戦い、見事銅メダルを獲得した高藤選手。大会を終え、様々な思いを抱える高藤選手にリオデジャネイロ五輪(柔道)の試合内容や感じたことをはじめ、柔道を始めたきっかけや学生時代について、そして4年後の東京大会に向けた思いを語って頂きました。柔道に対して貪欲に、コツコツと努力を続けてもっともっと強くなって、東京大会で今回の悔しさを晴らしたいという高藤選手の思いを、ぜひ感じて下さい。
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