著名な柔道選手インタビュー

  

阿部一二三1/2

2016年、リオデジャネイロ柔道競技(五輪)男子66kg級代表の座を惜しくも逃してしまった阿部一二三選手。
その落選以降の4大会で優勝と快進撃を続けています。妹の阿部詩選手とともに兄妹で2020年東京柔道競技(五輪)を目指す阿部選手のこれまでの柔道人生と、今後の目標について伺いました。

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練習に行くのが怖かった幼少期

練習に行くのが怖かった幼少期

柔道を始めたきっかけは、たまたま柔道の試合をテレビで観たことですね。純粋に「面白そう」、「やりたい」と感じたのが第一印象でした。

6歳に兵庫少年こだま会柔道部に入部し、柔道を始めたのですが、当初は柔道場に行くのが少し怖かったのを今でも覚えています。6歳の私からすると柔道場には身体が大きな子も多く、その風景に圧倒されていたのではないでしょうか。

小学2年生の頃には女の子に負けてしまったことが悔しくて、練習以外の時間にもトレーニングをするようになりました。でもその練習は筋力トレーニングではなく、ランニング、階段ダッシュ、ラダートレーニング、メディシンボールなど、体幹や柔道にかかわる動きを鍛えるものが中心でしたね。

自身が水泳をやっていた経験、人から教えてもらったこと、自分で調べたことに基づいて、父がトレーニングの内容を考え、一緒に取り組んでくれました。今振り返ると、私のために密かに勉強してくれていたのだと思います。

身体の成長に伴って強くなっていくのを実感した中学生時代

身体の成長に伴って強くなっていくのを実感した中学生時代

小学生時代は全国大会に出場できず、すごく悔しい思いをしました。それもあって、中学では日本一になりたいという気持ちがとても強く、遊ぶこともせずに柔道漬けの毎日を送っていましたね。

2011年の中学2年時には全国中学校柔道大会男子55kg級で優勝し、その頃から自分が日に日に強くなっていくのを実感できるようになりました。

以前は投げられてしまっていた相手に、だんだんと投げられなくなり、ついには投げることができるようになりました。身体も徐々に成長し、それに伴って力が付いていくのを感じたんです。そのときが、柔道においても成長期だったのかなと今では思いますね。

練習は高校生に混じって練習することもありました。高校生が相手となると、なかなか思うように柔道ができず、たくさん投げられたことを今でも覚えています。

練習は大変でしたが、「自分より力が上の人とやらないと強くはなれない」と考えていたので、とても充実した練習でした。その頃の経験が、今の自分につながっているのかなと思います。

自分の柔道にこだわる姿勢

自分の柔道にこだわる姿勢

高校は地元の神港学園神港高校に進学し、階級も身体の成長に伴い66kg級に上げることになりました。

2014年の全国高等学校柔道選手権大会男子73kg級での優勝、続く全国高等学校総合体育大会(インターハイ)柔道競技大会の男子66kg級、第2回ユースオリンピック競技大会の男子66kg級でも優勝と良い結果が続いていましたが、そんな中でも「いつも自分の柔道をする」ということを意識して試合に臨んでいました。

「前に出る柔道」、「思い切った柔道」といった自分のスタイルを曲げずに、すべて試合の中で出し切った結果だったのだろうと思います。

シニア大会への挑戦

シニア大会への挑戦

高校2年生のときには2014年の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(以下、講道館杯)や柔道グランドスラム東京2014で、シニア大会にも挑戦しました。

この2大会は自分のシニア競技生活のスタートを切った大会。優勝という結果も残せ、自分を飛躍させてくれた大会なので、高校時代で一番印象に残っています。

一方で、高校3年生のときには「なかなか優勝できない」、「あと一歩足りない」ということが続き、ヨーロッパ遠征、柔道グランドスラム東京2015の代表選手からも落選することになってしまいました。

それでも自分の中で落ち込んだ気持ちはなく、考えていたのは「この負けをどうやってプラスに活かしていくか」、「どうしたらもっと強くなれるか」ということばかりでした。

活かす場所は試合以外にないと思っていましたし、「負けは試合で活かせて初めて自分のプラスになるんだ」と、試合中の反省点を思い起こしながら必死に考えていましたね。

そういった時期にも周りの人たちが応援してくれていたことが、頑張れた要因だったのだと思います。監督やコーチ、応援してくれる方々に恩返ししたい。そんな気持ちが私のモチベーションになっていました。

 

インタビュー:2017年5月

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今回は著名な柔道選手インタビューとして阿部一二三選手にお話を伺いました。中学生時代からたくさんの大会で優勝してきた阿部一二三選手。高校2年生のとき、2014年講道館杯全日本柔道体重別選手権大会で初めてのシニア大会を経験し、その大会でシニア大会初優勝を飾ります。高校3年生のときにはなかなか勝てない時期を経験。結果としてリオデジャネイロ柔道競技(五輪)男子66kg級代表の座を惜しくも逃してしまい、そのときの悔しさは今でも忘れていないと語ります。阿部一二三選手と言えば妹の阿部詩選手とともに兄妹で注目されることも少なくありません。2020年東京の舞台には兄妹で出場し、圧倒的な力で優勝、2016年の悔しさはそこで晴らすと阿部選手は話してくれました。
個人としてはもちろん、阿部詩選手と合わせて兄妹での活躍も注目される阿部一二三選手の今を、柔道チャンネルでぜひお楽しみ下さい。

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